シーニゲプラッテ鉄道
Overview
Intro
アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山を正面に望むシーニゲプラッテの山上へ、谷間のヴィルダースヴィルから結ぶ、1893年に開通した伝統の登山鉄道。ノスタルジックな雰囲気を残すおもちゃのような小さな列車で、高低差1383mのルートをゆっくりと上っていきます。車窓からアルプスの山々や、眼下にインターラーケン、トゥーン湖、ブリエンツ湖の眺望が楽しめます。2023年は開通130周年になります。
ヴィルダースヴィル = ブライトラウエネン = シーニゲプラッテ
Wilderswil (584m) = Breitlauenen (1542m) = Schynige Platte (1987m)
リュッチネ谷にあるヴィルダースヴィルから標高1967mのシーニゲプラッテまで結ぶ「シーニゲプラッテ鉄道 Schynige Platte Bahn(SPB)」。昔の車両を復活させたレトロな雰囲気の登山電車で高低差1403mのルートをゆっくりと上っていきます。車窓からはインターラーケンの町をはさむトゥーン湖、ブリエンツ湖や、美しい花畑、雄大な山々などの絶景を楽しむことができます。
シーニゲプラッテ鉄道は1893年5月15日に開通した伝統の路線で、途中駅のブライトラウエネンの駅舎やトイレ、山頂駅の駅舎なども、文化財指定になっている歴史的建築です。
ベルエポックと呼ばれた19世紀、英国人を中心に山岳観光がブームとなりヨーロッパの王侯貴族たちが訪れたアルピニズム黄金期。その中心となったユングフラウ地方のなかでも、高山植物が咲き誇り、アルプスの絶景が楽しめることで、古くから人気を博していたシーニゲプラッテにはいち早く、登山鉄道が開通したのです。
鉄道敷設の構想は1880年にさかのぼりますが、設計案が完成し、認可を得るまで約10年かかりました。1891年から敷設工事に着手し、翌年1892年9月に工事終了。1893年6月、蒸気機関車での定期運行をスタートさせました。1914年に電化しましたが、シーニゲプラッテ鉄道には、現在でも歴史的な蒸気機関車が残されており、随時、蒸気機関車の特別運行を実施しています。
▶︎シーニゲプラッテ
▶︎シーニゲプラッテ高山植物園
TRAIN INFO:鉄道情報
シーニゲプラッテ鉄道
Schynige Platte Bahn (SPB)
ヴィルダースヴィル = シーニゲプラッテ
Wilderswil (584m)= Schynige Platte (1987m)
運行情報
所要時間:52分(片道)
運行期間:6月〜10月下旬
2024年6月15日〜10月20日
※急な積雪など気象状況により変更になる場合があります。
2024年度時刻表(PDF)
Timetable | jungfrau.ch
区間(停車駅)
ヴィルダースヴィル Wilderswil (584m)
ブライトラウエネン Breitlauenen (1542m)
シーニゲプラッテ Schynige Platte (1987m)
路線データ
ラック式鉄道
リッゲンバッハ式(一部シュトループ/フォン・ロール式)
開業:1893年
距離:7.26 km
軌間:800mm
最大勾配:250‰
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スイストラベルパスの情報