ヌーシャテル

Neuchâtel, Castle Cities

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Intro

スイス最大規模を誇るヌーシャテル湖の北端にあり、 ヌーシャテル州の州都。ケルト文明の重要な拠点として先史時代からの歴史を誇り、世界遺産に認定されています。<新しい城>を意味する地名のように、10世紀末に建てられた丘の上にそびえる古城の下に町がつくられていきました。湖の周りに広がる美しいブドウ畑に囲まれており、湖船クルーズ、ハイキング、サイクリングなど楽しみもいろいろ。

ヌーシャテルの概要

城に隣接する12世紀建立のコレジアル教会、歴史的な市庁舎や現在はグルメレストランになっている18世紀の優美な邸宅、独特の黄色がかった石で造られた建物が並ぶ旧市街など、今でも随所に中世の面影を感じることができます。


また、紀元前から湖畔に高床式住居をつくり人々が暮らしていた歴史を誇っており、近郊のラ・テーヌからは、ケルトの重要な遺跡群が発見されたことから、ケルト文明の重要な時代が<ラ・テーヌ文化><ラ・テーヌ期>と名付けられています。


昔より大きくなったヌーシャテル湖の底の泥土に真空パックされて大量の遺物が発見されており、アルプス山脈の周辺の湖畔や川辺に高床式住居をつくり暮らしていた集落の遺跡群『アルプス山脈周辺の先史時代の湖畔住居群』の一部として、2011年に世界文化遺産に認定されました。


そうした貴重な発掘品の数々を展示する博物館と研究センターが一体となった複合施設「ラテニウムLatenium」がつくられ、一般公開されています。考古学ファンなら必見です。かつての高床式住居も復元されています。


スイス国内だけの面積で最大となるヌーシャテル湖の周囲はワインの名産地で、ブドウ畑を眺めながら湖船クルーズやハイキングなども人気。周辺には、緑豊かな「トラヴェールの谷 Val de Travers」や、円形に削りとられた絶壁「クリュ・ドゥ・ヴァン Le Creux-du-Van」など自然の景観美を訪ねることができます。

一帯は、かつてはビール湖、モラ湖とあわせて“3つの湖地方”と総称されていましたが、 最近では時計産業で有名なジュラ山脈の地域であることから“ウォッチヴァレー(時計の谷)”とも呼ばれています。


主な観光ポイント


▶︎ラテニウムLatenium
ラ・テーヌ遺跡からの発掘品を中心に氷河期から中世まで約5万年の遺跡を展示。外の敷地にはかつてヌーシャテル湖畔に高床式住居をつくり暮らしていたケルトの集落が再現されている。

▶︎クリュ・ドゥ・ヴァン  Le Creux-du-Van
ジュラ山脈の麓、ヌーシャテル湖の西に長く広がるヴァル・ド・トラヴェール (トラヴェール谷)にある絶壁。氷河の消滅とともに半円状に削り取られた岩の絶景です。長さ1400メートル、深さ160メートルの垂直に切り立った岩壁は、大自然がつくった円形劇場ともいわれている。

言語 フランス語
カントン(州) ヌーシャテル州 Neuchâtel (NE)
標高 434 m

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