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ヴァレーアルプス(ヴァリスアルペン)に属する名峰マッターホルンは、アルプス山脈で最も有名な山で、スイスを象徴するシンボルでもあります。ピラミッドのように鋭角にそびえる均整のとれたフォルム、際立つ美しさは、登山家から観光客まで多くの人々を魅了し続けています。連山が続くアルプスの山々の中では珍しい独立峰で、世界で最も写真に撮影されている山ともいわれています。隣接するクライン・マッターホルンへは氷河の上を最新のロープウェイで結びます。

マッターホルンの概要

フランス語では、モン・セルヴァンMont Cervin、イタリア語でモンテ・チェルヴィーノMonte Cervinoと呼ばれています。山自体が国境となっており、南壁はイタリア領になります。

初登頂は1865年7月14日、英国人エドワード・ウィンパーが7名の登山家とともに成し遂げました。いわゆる『アルピニズム黄金期』を代表する偉業でした。残念ながら登頂を果たした仲間のうち4人は下山の途中に落下して死亡。その悲劇のロープ(ザイール)をはじめ、マッターホルン登山の歴史は、村の中心にある「マッターホルン博物館」でみることができます。

ウィンパーたちが初登頂を果たした登攀ルートで、現在もメインルートとして知られるヘルンリ稜(北東稜)の麓にはマッターホルン登山の拠点として最も有名な山小屋「ヘルンリヒュッテ(ヘルンリ小屋)Hornlihutte(3260 m)」があります。

ウィンパーの初登攀から15年後の1880年にスイス山岳会・モンテローザ支部により創設された小さな小屋にはじまり、何度も改修・拡張を繰り返してきました。マッターホルン初登頂150周年事業のひとつとして、この伝説の山小屋が新たに生まれ変わり、2015年7月15日にオープン。

以前は、すべてが雑魚寝となる典型的な山小屋でしたが、新ヘルンリヒュッテは宿泊棟をそれぞれ小部屋に仕切り、個室となる2人部屋のほか、3人、4人、6人、7人、8人、9人部屋(共同)の全24室。静かにくつろげるシャワー&トイレ付きの2人部屋は、登山家でなくてもぜひ一度体験したい、ほかに類をみない絶景のダブルルームとなりました。

マッターホルンを間近で楽しめる絶景展望台は、隣接するクライン・マッターホルン(小さなマッターホルン)にある「マッターホルン・グレッシャーパラダイスMatterhorn glacier paradise」。ツェルマットから、最新の3Sロープウェイがアルプス最高地点の駅となる標高3820mへ結びます。

正面からその美しい姿を楽しめる展望台は「ゴルナーグラートGornergrat」。まるでマッターホルンに向かって上っていくような絶景も魅力の登山鉄道で結びます。

そのほか周辺には、シュテリゼー(シュテリ湖)、グリンジゼー(グリンジ湖)、リッフェルゼー(リッフェル湖)、ライゼー(ライ湖)など、美しい山上湖が点在しており、水面に映る逆さマッターホルンを楽しむこともできます。

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