ルツェルン
Intro
スイスの中央に位置し、美しい湖と奥に連なるアルプスの山、中世の建物がつむぎだす絵画のような風景で人々を魅了する古都。昔も今もスイスを代表する観光名所のひとつです。
駅前にすぐルツェルン湖と旧市街の美しい街並が広がっています。ロイス川の両岸に発展していった町の面影は、カペルブリュッケ(カペル橋)などの古い橋、見事な壁画の建物や凝った彫像のついた泉(水飲み場)、かつての城壁など、旧市街の随所にみることができるでしょう。
スイスの中央部に位置し、美しい湖と奥に連なる山々、中世の建物が織りなす絵画のような風景で人々を魅了する古都。昔も今もスイスを代表する観光名所です。世界トップクラスの演奏家が集結する国際音楽祭や数々のイベントも開催される文化的な都市で、有名建築家が手がける近代建築やホテル、ショップなどの新しい魅力も加わり、中世の街並の残る歴史的な旧市街と調和しています。鉄道、バス、湖船などのアクセスがよく周辺の山々や湖など多彩な小旅行の拠点でもあります。
駅を出てすぐ歴史的な絵画のような旧市街がみえています。ロイス川の両岸に発展していった町の面影は、カペルブリュッケ(カペル橋)などの古い橋、見事な壁画の建物や凝った彫像のついた泉(水飲み場)、かつての城壁など、旧市街の随所にみることができるでしょう。
そんな歴史を誇る一方で、ジャン・ヌーベル、ヘルツォーク・ムーロン、サンティアゴ・カラトラーヴァなど有名建築家が手がけた近代建築や新しいホテル、ショップなども続々登場しています。新しい魅力と中世の街並の残る歴史的な旧市街と調和しています
歴史的なカーニバルなどの祭りから、世界トップクラスの演奏家が集結する国際音楽祭「ルツェルン・フェスティバル」など数々のイベントが開催されており、文化都市として常に進化しています。
ピラトゥス、リギ、ティトリス、シュタンザーホルンなど中央スイスの山々へ小旅行や、フィアヴァルトシュッテッターゼー(通称ルツェルン湖)でのクルーズを楽しむこともできます。
観光ポイントTravel Point
カペル橋 Kapellbrücke
14世紀に城塞の一部として建設した屋根付木造橋。スイスとルツェルンの歴史を描いた板絵が17世紀に飾られた。火災で大部分を消失したが見事に再建している
ヴァッサートゥルム/水の塔Wasserturm
カペル橋の途中にある高さ34mの八角塔。保管庫や牢獄として使われていた
イエズス教会Jesuitenkirche
17世紀に遡るバロック建築のイエズス会教会。アーチ型の天井の装飾が美しい
フランシスコ教会 Franziskanerkirche
13世紀後半のゴシック建築。マニエリスム装飾の説教壇やフレスコ画が美しい
ロイス川の堰 Nadelwehr
木の板を抜いたりはめたりすることで川の水位調節をする珍しいシステム
シュプロイヤー橋 Spreuerbrücke
15世紀に城塞の一部として完成した屋根付木造橋。17世紀の板絵“死の舞踏”は今も健在。名前は小麦のもみ殻(シュプロイ)が川に捨てられていたことに由来する
ムゼック城壁 Museggmauer
14世紀に建てられた城塞。石壁の間に続く9塔のうちシルマー塔Schirmerturm、メンリ塔Männliturm、町で最古の時計があるツィト塔(時計塔)Zytturmの3つは今でも上ることができる
旧市街の広場 Altstadtplätze
連邦の誓いを交わしたヴァインマルクト広場、中世の旅籠屋に由来するヒルシェン広場、市庁舎があるコルンマルクト広場は美しい壁画の建物が並ぶ代表的な広場
市庁舎 Rathaus
17世紀初めのイタリアルネサンス様式の建築。屋根はベルンの農家風のもの。川に面したオープンアーケードで市場が毎週開かれる
ホフ教会 Hofkirche
8世紀の修道院が火災で崩落したため、17世紀に再建された。スイスで最も重要なルネサンス教会の一つといわれる。2つの塔や正面、装飾の美しい祭壇は必見
リッターシャー・パレス Ritterscher Palast
16世紀に市長に選ばれたリッター氏の私邸だったルネサンス様式の美しい建物。イエズス会の宿舎として利用されていた時もあるが、現在は州庁舎になっている
ルツェルン中央駅 Bahnhof Luzern
1984年から91年にかけて再建された駅舎は有名建築家カラトラヴァの設計。かつての重厚な駅舎の一部も象徴的なゲートとして駅前に残っている
カジノ・ルツェルンCasino Luzern
882年創設の本格的なカジノ。洗練された空間と湖の眺望やグルメレストランが有名
フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)Vierwaldstattersee/Lake Lucerne
非常に複雑な形をした湖で、数々の入江と周囲の山々が織り成す美しい景色は幻想的。スイス連邦発祥の地となった4原州を結んでいる
ライオン碑Löwendenkmal 自然の岩壁を削って彫った瀕死のライオンのレリーフ。フランス革命時に宮殿で王家を守り、勇敢な死を遂げたスイス傭兵を偲んでつくられたもの
グレッチャーガルテン(氷河庭園)Gletschergarten
2万年前の氷河期にできた巨大な穴や貝や植物の化石などを展示。鏡の迷路も併設
ブルバキ・パノラマ
普仏戦争中にブルバキ将軍率いるフランス軍の逗留の様子を描いた巨大パノラマ
ローゼンガルト・コレクション Sammlung Rosengart
父娘2代に渡り蒐集した約200点のコレクション。重要なパウル・クレーやピカソ作品のほか、ルノワール、モネ、セザンヌ、マチス、シャガールなど名画がそろっている
ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター KKL
音楽ホール、美術館、多目的スペース、会議場から成る複合文化施設。ジャン・ヌーベルが船にみたててデザインした建築にも注目
ルツェルン美術館 Kunstmuseum Luzernn
KKL内にある美術館。約2000㎡の広いスペースにルネサンスから現代までの作品を展示。企画展も開催
スイス交通博物館 Verkehrshaus der Schweiz
ヨーロッパ最大級の交通博物館。広大な敷地内に、陸・海・空・宇宙すべての交通機関の歴史を多彩な展示やアトラクションで紹介。スイスで最も来訪者が多いミュージアム
ルツェルン歴史博物館 Historisches Museum Luzern
16世紀の古い武器庫を利用して約400年に渡る歴史を物語る貴重な資料を展示
リヒャルト・ワーグナー記念館 Richard-Wanger-Museum
ワーグナーが家族とともに暮らしたルツェルン郊外のトリプシェンにある邸宅に、彼の私物や、楽譜、楽器などを展示
ハンス・エルニ・ミュージアム(交通博物館内) Hans Erni Museum
スイス人芸術家ハンス・エルニの作品(絵画、彫刻など)300点以上を展示
アルピネウム Alpineum
初期の立体撮影技術“ステレオスコープ”によるアルプスの山々を紹介
自然史博物館 Natur-Museum Luzern
動物の剥製や、植物、鉱石など中央スイス地方の自然を広く紹介
言語 | ドイツ語 |
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カントン(州) |
ルツェルン州 Luzern(LU) |
標高 | 436m |