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言語：フランス語／カントン：フリブール（FR）／標高：810m モレゾン山やグリュイエール湖など美しい自然に囲まれ、牧畜農家の伝統的な暮らしが息づく丘陵地帯にある山里。中世のかわいい町が残っています。周辺は牧童の暮らしと伝統が受け継がれており、特産のチーズの名前としても世界的に有名。高台には町のシンボルでもある美しい古城があります。山あいの小さな町ですが、ザーネ（サリーヌ）川の流れる谷への入口として、中世の時代から交通の要所としても栄えたところ。数分で歩けるほどメインストリートにはかわいい土産物店やレストランが並んでいます。
高台にたたずむグリュイエール城は、11〜16世紀の間に数々の伯爵が居城としてきた由緒あるもの。建物や装飾、絵画や調度品など、輝かしい歴史を今に伝える貴重な遺産が公開されています。
城へ向かう道の途中にあるサン・ジェルマン城を、この地に魅せられた映画『エイリアン』のデザイナーとして有名なH.R.ギーガーが購入し、独特のシュールな世界を紹介するミュージアムとバーをつくりました。のどかな町の雰囲気と真逆にあるエイリアン・ワールドを体験できます。
村から少し下ったところにある鉄道の駅前には、見学も可能なチーズ工房やショップ、レストンが併設されたチーズセンター「ラ・メゾン・デュ・グリュイエール La Maison du Gruyère」があります。モレゾン山まで足をのばせば、伝統的な山小屋に素朴なレストランとショップもあるチーズ工房「フロマジェリー・ダルパージュ Fromagerie d'Alpage」で、昔ながらのチーズづくりが見学できます。
一帯では特産のクリームやチーズを使ったグルメも大きな魅力です。「クレーム・ドゥ・グリュイエール（グリュイエール・クリーム」とも呼ばれる濃厚なダブルクリームをメレンゲとあわせて食べるのが定番スイーツ。またグリュイエール・チーズとフリブールのヴァシュランを使ったチーズフォンデュ「モワティエ・モワティエ（半分・半分）」もおすすめ。
また、グリュイエールの北部にある大きな人造湖グリュイエール湖の南端に位置する山村ブロBrocには、スイスで一番古い歴史を誇る老舗チョコレートブランドのカイエ（カイエ・ネスレ）の工場・チョコレートセンター「メゾン・カイエ」があります。モントルーからの小旅行として、チョコレート工場見学やチーズ工房見学、グリュイエール観光がセットになった特別列車の旅「チョコレート・トレイン」も人気です。
